この所、調子が下がったままです。
変なことに気づいてしまってなかなか元に戻れません。

権力とか地位を手に入れてしまった人は、 自分の手にしているものを守る方向にしか物事を考えることが出来ないのではないか。
そんな、疑問に捕らわれてしまいました。

一見すると、周りの人のこと、社会全体のことを考えているように思える発言も、 慎重にその内容を吟味してみると、やはりそうかと思えてくることばかりです。

とくに、政治家の言動を見ているとそう思えてきます。

私が小学生だった頃、クラスのなかで何か問題があってそれを解決するために取り決めをする。
そんな時に、多数決で決めましょう。賛成の人は手を挙げて下さい。という決着の付け方をしていました。

多数決で決を採れば正しい結論が出る。
そんな、多数決神話を子供の頃に植え付けられてしまったように思います。

もっと重要なことは、多数の中にいれば安心していられる、そんな変な意識を持ってしまったことです。

でもよく考えてみると、今現在の多数は将来の多数であるとは言えないし、 少数派の意見の中にこそ尊重すべき意見が含まれているように思えます。

今現在、多数派である人達はもっと少数派である人達の意見に耳を傾けるべきだし、 私達自身が多数の中に安住していることから抜け出さなければならないのだと思います。